コラム

セルシウスさんとファーレンハイトさん

2019/3/4 考える知識

 私たちはものの温度を表すときに「度」を単位として使いますね。しかしこの「度」にも2種類あるとご存知ですか?

日本で主に使われているのは「摂氏」。水が氷る温度を0度、沸騰する温度を100度とする温度の表し方で、摂氏40度を記号で表すと「40℃」となります。対してアメリカなどで主に使われている「華氏」。水が氷る温度を32度、沸騰する温度を212度とする温度の表し方で、華氏120度を記号で表すと「120℉」となります。

どうしてこんな呼び名や単位なのでしょう。それは創始者である科学者の名前が関係しています。摂氏の生みの親はCelsius(セルシウス)、中国語では「摂爾修斯」と書きます。華氏の生みの親はFahrenheit(ファーレンハイト)、中国語では「華倫海」と書きます。つまり摂氏・華氏という呼び名はセルシウス氏・ファーレンハイト氏の略なのです!

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