コラム

同じなの?台風、ハリケーン、サイクロン

2017/9/28 考える知識

 毎年この時期になると、台風やハリケーンのニュースをよく耳にします。この台風やハリケーン、サイクロンなどはいったい何が違うのか、疑問に思ったことのある人も多いのではないでしょうか。

 この三つは全て、熱帯低気圧が発達したものであるという点では同じですが、主に存在する場所によって呼び分けているのです。北西太平洋や南シナ海(日本や東南アジア)に存在すれば台風、東経180度より東の北東太平洋や北大西洋(北中米付近)ではハリケーン、インド洋付近ではサイクロンというように。ただし、中心付近の最大風速が約17/秒以上に発達すると台風やサイクロンと呼ばれるのに対して、ハリケーンは約33/秒以上まで発達したものです。ハリケーンの被害がかなり大きくなるのも、うなずけますね。

 ちなみに、台風が越境してサイクロンやハリケーンに変わったり、その逆になったりすることもあるとのこと。こんなところにも、グローバル化の波が押しよせているのでしょうか!?

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