コラム

土曜の牛の日?

2017/7/7 考える知識

 もうすぐ梅雨も明け、本格的な夏の到来です。夏バテ防止のため、土用の丑の日にウナギでも食べて精をつけてはどうでしょう?今月は「土用の丑の日」についてのお話。

 土用の丑の日は春夏秋冬にありますが、ウナギを食べる風習があるのは夏の土用の丑の日で、立秋前18日間の中の丑の日(ね、うし、とらの「うし」です。)です。

 何故夏の土用(秋分の前の18日間)の丑の日にウナギを食べるようになったのかには諸説ありますが、平賀源内という江戸時代の蘭学者が、夏は売れなかったウナギの販促のために考えた「土用の丑の日にウナギを食べると夏負けしない」という宣伝文句が江戸の町で大当たりして次第に全国に広まったという説が有力です。エレキテルという発電装置などで有名な源内は、日本初のコピーライターでもあったのですね。


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