コラム

中学受験は、「知力」を伸ばす絶好の機会!

2015/10/21 代表執筆

中学受験は、「知力」を伸ばす絶好の機会!

進学教室ルータス代表 山根克宏

 

“ゴールデンエイジ”に質の高い学習を!

 小4から小6くらいまでは“ゴールデンエイジ”と呼ばれ、スポーツや音楽など様々な分野で子どもの能力が劇的に伸びる時期と言われています。

 中学受験の利点は、この貴重な時期に質の高い学習を経験することで、「知力」を大きく伸ばすことにあると思います。

 

「国私立中入試」は“知恵比べ”の世界

 「知力」とは蓄えた知識と経験を活かして問題解決を図る力。国私立中の入試で試されるのはこれです。小学校のレベルを遥かに超えた知識と思考力が要求され、“知恵比べ”のような世界です。

 中学受験の成否には、学習の量とともに質が大きく関わってくるのです。

 

「詰め込み学習」は合格を遠ざける学習法

 中学受験に挑む選択には危険も潜んでいます。それは、塾講師や保護者の方が目先の成績にとらわれて、子どもを「詰め込み学習」に追い立ててしまうことです。

 理解を軽視し試行錯誤する過程を省いた学習では、一時的に成績が上がっても「知力」は育ちません。難関中学を目指す場合は「詰め込み学習」で偏差値を上げても合格が遠ざかるだけです。

 

周りの大人の覚悟が、子どもの成長を支える

 子どもの目が輝くような学び。これこそ中学受験の醍醐味です。理解を伴った知識には「なるほど、だからか!」という感動があります。思考力は、間違ってもいいから試してみる勇気に支えられて育ちます。有意義な刺激を日々受けながら好奇心も膨らんでいきます。

 中学受験は親の受験。“子どもの成長を信じて見守る大人たちの覚悟が、実り多き中学受験の土壌”と心得たいものです。

 

 

 

201510月浦安新聞掲載)

 


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