コラム

風が薫る?

2015/5/8 考える知識

 

皆さんこんにちは。新学期も一段落し、風薫る心地よい季節となりましたね。おや?今「風薫るって何?」という顔をした、そこのあなた。そんなあなたのために今号のコラムは季語・時候の挨拶についてです。

 

季語とは、俳句などにおいて用いられる特定の季節を表す言葉のこと。桜といえば春、雪といえば冬、といったものです。時候の挨拶とは、手紙やはがきなどを書くときに文章の冒頭に使用する、季語などを用いた礼儀文のことです。塾や学校から保護者の方へのお便りに、本題の前に天候や季節に合わせた挨拶が書いてあったりするでしょう?両方とも、美しい四季を持つ日本特有の文化です。

 

冒頭に出てきた「風薫る」も、よく時候の挨拶に使われる初夏の季語の一つです。青葉の間を吹き抜ける南風が緑の香りを運ぶと見立てたのですね。たった3文字で青葉の眩しさと清々しい風を感じさせる、美しい言葉だと思いませんか?

 


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