コラム

もすもすモスキート

2022/8/1 考える知識

 今年もあの季節がやってきました。そう、蚊の季節です。蚊に血を吸われるとウンザリしますが、蚊は血だけを吸って生きているのではないということをご存知でしょうか。

まず、血を吸うのはメスだけです。それも主食ではなく、メスの蚊は産卵前の栄養補給のためだけに哺乳類の血を吸います。蚊が通常主食としているものは、花のミツや草の汁などです。普段はベジタリアンなんですね。

 吸血し卵巣を発達させたメスは、水面に卵を産みます。ヒトスジシマカは約80個、アカイエカなら150400個程度です。その後3日前後で「ボウフラ」と呼ばれる幼虫が生まれ、710日後には「オニボウフラ」呼ばれる(さなぎ)になります。このオニボウフラ、なんと蛹のくせに幼虫と同じくらい活発に動くんですよ。そして3日程度で私たちのよく知る成虫になります。成虫の寿命はわずか23週間で、その間に交尾と産卵をし、一生を終えます。そう考えると多少の吸血は許す気に……なりませんね、やっぱり!

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