コラム

乳牛の一生

2022/2/14 代表執筆

 良質なタンパク質やカルシウムなどの栄養を豊富に含み、料理や菓子の材料としても活躍してくれる牛乳。そんな牛乳は当然、「乳牛」からとれますが、皆さんは乳牛についてどのくらいご存知ですか? 今回は乳牛の一生についてのお話です。

 まず、乳牛は子牛を生んで初めて牛乳を生産するようになります。そのため、牝牛が多く生まれるように機械を使って産み分けがされており、その精度は9割以上だそうです。そうして生まれた牝牛は大人になるとすぐに(生まれてから14か月くらいで)人工授精させられます。牛の妊娠期間は約10か月ですから、産まれてから2年位で乳を出すようになるということですね。

出産した牛はその後約300日を搾乳期とし、毎日搾乳します。その途中でも出産後約60日のタイミングで次の種付けをし、大体1年に1回出産するようにします。そして搾乳期が終わったら、次の分娩に備えて約60日間休ませます。一頭の乳牛はこのサイクルを34回繰り返し、その役目を終えます。このように牛が妊娠・出産を繰り返すことで、私たちは1年中牛乳を飲めるのです。そう考えると、牛に対して少し後ろめたいような申し訳ないような気がしてきます。牛への感謝を忘れずにいたいですね。

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