コラム
おせち料理
2018/1/4 考える知識
皆さん、お正月はどのように過ごしますか?学校がお休みだからといって、寝正月ではいけませんよ。
お正月といえばおせち料理ですね。おせち料理は、栄養バランスや保存性の良さなどが考えられているだけではなく、それぞれ縁起を担いだ意味があるのをご存知ですか?
例えば、子孫繁栄の意味がある「数の子」、昔はイワシが畑の肥料だったことから「田作り」、まめに(勤勉に)働き、まめに(丈夫で元気に)暮らせるようにとの意味がある「黒豆」を「三つ肴」といい、正月には欠かせないものとされています。
他にも、“めでたい”とかけた「鯛」、穴から先が見通せる「れんこん」、深く根を張り、家が堅牢であるように「ごぼう」、“よろこぶ”とかけた「昆布巻き」、出世魚の代表選手にあやかろうと「ぶり」、ひげが長く伸び、腰が曲がるまで長生きすることを願う「海老」、水引をかたどったとされる「紅白なます」…などなど。よく考えたものですね。
保存の効く食材や調理法が中心となっているのは、いつも家族のためにがんばる主婦の皆様を、家事から解放する意味合いもあると言われています。大人には少しだけ、寝正月を味わってもらうのもいいかもしれませんね。
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