コラム
火星名物インパクトガラス
2017/8/31 考える知識
アメリカ航空宇宙局(NASA)の火星探査計画が着々と進行しています。2020年には探査機を送り込むことが決定しており、定期的に進捗状況をニュースで知ることができますが、皆さんはこの探査機が何をしに行くのかご存知ですか?もちろん目的は一つではありませんが、注目を集めている目的として「ガラスの発見・調査」が挙げられます。去年の夏に、火星で初めてガラスが見つかり騒ぎになったので、次の探査でも期待されているわけですね。
火星にガラス!どういうことでしょうか。火星人が使っていたコップの破片でしょうか?残念ながら、それは違います。
今回取りざたされているのは「インパクトガラス」といって、火星に落ちた隕石が火星の岩を溶かし、それが冷えて固まって出来たもの。人工物ではありません。でも、がっかりするのは早いですよ。このインパクトガラスには、生物の痕跡が残される性質があるのです。火星人の痕跡が見つかる日も近い……かも?!
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