コラム

今、日本の教育は  転換期を迎えている。

今、日本の教育は 転換期を迎えている。

2016/4/25 代表執筆


今、日本の教育は転換期を迎えている。

進学教室ルータス代表 山根克宏   

 

2020年から、大学入試が大きく変わる!

「教育の2020年問題」という言葉を最近よく見かけますが、この意味をご存知ですか。

 

今の中2が高3となる2020年から大学入試が変わります。「内申」も「センター試験」も廃止され、それぞれの代わりとなる二つの新テストが実施されます。どちらもCBT方式と呼ばれる、コンピュータ端末を利用する受験形態が検討されています。パソコン操作にも慣れさせておきたいですね。

 

また、問題の中身も大幅に見直される模様。国語の問題で「筆者の主張に対するあなたの意見を述べなさい」と問われたり、理科や社会の問題が英語で出されたり、答えが一つに定まらない問いに自分なりの根拠で答えることを要求されたり。主体性や総合力、問題解決能力などの“21世紀型学力”が試されます。

 

大学入試が大きく変わるなら、小学生や中学生の学び方も違ってきて当然。「教育の2020年問題」は、もう動き出しているのです。

 

堅固な基礎と柔軟な発想の両方を伸ばす

 さて、小・中学生はどんな学び方を心掛ければいいのでしょう。授業中は他者の考えに耳を傾け、自分の考えを練り直し、間違いを恐れずに意見を言う習慣をつけましょう。

 

塾や学校で討論型授業が増えるのは明らかですが、その分基礎の定着は家庭学習に回されることになります。何事も基礎は大事。新しい入試に対応するには、堅固な基礎と柔軟な発想の両方を伸ばすよう心掛けましょう。

 

20164月浦安新聞掲載)


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