コラム
マリンスノー
2016/12/29 考える知識
冬の寒さは辛いものですが、白い雪が舞い降りるさまを眺めていると楽しい気分になるから不思議ですね。そんな「雪」が海の中でも降ることをご存知ですか?
マリンスノーと言って、白い粒が深海にゆっくり降り注ぐ様子が観察されることがあります。これらの正体は海洋生物の死骸や排泄物が分解されたもの。太陽の恩恵が受けられない深海の生物にとっては貴重な栄養源です。
ところでこのマリンスノーという現象、誰かが海をかき混ぜなくてはうまくいきません。一体誰が?―――答えはクジラです。彼らが餌をとるために泳ぎ回ることによって海水が縦方向に混ざるのです。近年捕鯨反対の向きが強まっているのにはこうした理由もあるのですね。
このように、物事には背景が隠されていることがあります。表層だけに捕らわれず、その奥にあるものをよく理解してから意見を持ちたいものです。
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2016/12/25 スタッフコラム
数学の心得三カ条
講師 薮田弥歩
その1 : 図やグラフは大きく書く
ノートに書く図の小さい人が多いです。記号や辺の長さ、角度を書き込んでいるうちに、図がぐちゃぐちゃになっていませんか?
図は、大きく書いた方がきれいに書けます。当然、きれいな図の方が頭の整理もしやすくなり、公式にも気付きやすくなるはずです。
その2 : 一問解くたび丸つけをし、間違った問題は絶対に解き直す
一問解くたびに丸つけをしましょう。間違った考え方のまま解き続けても意味がありません。また、どのように解いたか忘れてしまってから丸つけをしたのでは、解き直しに時間がかかってはかどらず、結局、解きっぱなしにしてしまいがちです。
問題演習は、自分の弱点を把握し克服していくためのものです。解きっぱなしでは解いた意味がありません。一問ずつ丸つけをおこない、一歩ずつ前進していきましょう。
その3 : 分からないことは質問する
数学は理論の積み上げなので、ひとつわからないことがあるとその先何もできなくなってしまいます。例えば、一次関数でつまずいた人は、二次関数でも苦労するというように。わからない問題はそのままにせず、積極的に学校や塾の先生に質問しましょう。塾は学校よりも少人数なので、質問しやすいはずです。
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